日本で生まれた競争戦略

日本で生まれた競争戦略

そして研究と経験とつみ、1972年に著書「ランチェスター販売戦略」を出版してからはランチェスター戦略は一般に広がったのですね。そして第二次世界大戦時にアメリカ海軍で研究されコロンビア大学の数学教授B.O.クープマンらに応用されて「戦争の法則」というものになりました。

戦闘機や戦車、兵士の人数と武器の性能が戦争の勝敗を左右するという内容です。競争戦略は日本生まれですが、カタカナ名なのはランチェスター法則という戦争理論が元となっているからなのです。

故田岡先生は1962年に市場シェア3大目標数値を導いたのは社会統計学者の斧田大公望先生とクープマンモデルを解析したからですね。またの言い方をクープマンモデル(ランチェスター戦略方程式ともいう)と言います。

これは戦争だけではなく、終戦後に数学的、統計的な意思決定法として産業界でも広がりました。イギリス人の航空工学の研究者F.W.ランチェスター(1868〜1946)がランチェスター法則を提唱したのは第一次世界大戦時の「戦闘の法則」です。